M&Aとホールディングス体制で急拡大するMidworks運営会社
TWOSTONE&Sons(旧Branding Engineer)は、フリーランスエンジニア向けエージェント「Midworks」を中核とするホールディングス企業だ。2013年創業、2020年に東証マザーズ(現グロース)へ上場し、2023年にホールディングス体制へ移行して現社名となった。Midworksは「正社員並みの保障(給与保証・福利厚生)」を打ち出した点が特徴で、初めて独立するエンジニアからの支持が厚い。近年はM&Aを積極化し、エンジニアプラットフォーム事業を軸に事業領域を拡大している。
TWOSTONE&Sonsの過去5年(2021/8〜2025/8)の業績推移を、売上高・営業利益・営業利益率の3指標で見ていく。この5年で売上高は43億円から181億円へと約4.2倍に変化している。
| 決算期 | 売上高(億) | 営業利益(億) | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/8 | 42.83 | 1.30 | 3.0% |
| 2022/8 | 68.70 | 2.00 | 2.9% |
| 2023/8 | 100.56 | 3.19 | 3.2% |
| 2024/8 | 142.91 | 3.26 | 2.3% |
| 2025/8 | 180.77 | 8.19 | 4.5% |
今後の見通し:2026年8月期は売上241.82億(+33.8%)・営業利益13.24億(+60%超)を計画。
エンジニア視点では、TWOSTONE&Sonsは「成長最優先・投資先行型」の会社と理解しておくとよい。主力のエンジニアマッチング事業は23四半期連続で売上最高値を更新しており、案件供給の基盤は拡大が続いている。一方、採用投資(コンサル・幹部人材・正社員エンジニア)を先行させているため利益率は低めで、2025年8月期の営業利益率は約4.5%にとどまる。これは「稼いだ利益を次の成長に投じている」局面であり、案件の安定供給という観点では大きな懸念材料ではない。むしろMidworksの保障制度の手厚さは、独立直後のエンジニアにとって引き続き魅力的な選択肢といえる。
投資視点では、高成長と利益率の低さ・株価変動の大きさをどう評価するかが論点になる。売上は2021年8月期の42.8億から2025年8月期の180.8億へと4年で約4.2倍に拡大し、会社側は2026年8月期も売上+33.8%・営業利益+60%超を計画している。一方で株価は年初来高値903円から安値345円(2026年5月)まで大きく調整しており、PER(予)は24.8倍。成長期待を一定織り込みつつ、採用投資の利益貢献が今後どう顕在化するかが注目点となる。M&Aによるのれん負担や、利益率の改善ペースもウォッチポイントだ。
| 指標 | 値 | 補足 |
|---|---|---|
| 株価 | 367円前後 | 2026年5月28日近辺 |
| 時価総額 | 163億円 | 2026年5月28日基準 |
| PER(予想) | 24.8倍 | 予想ベース |
| 市場 | 東証グロース | 証券コード 7352 |
年初来高値903円(26/1)・安値345円(26/5)。10年来高値1,950円から大きく調整
本ページは公開情報(TWOSTONE&Sons IR各期通期決算, irbank会社業績, 日経等)をもとにSTACK REVIEW編集部が作成した事実情報の整理・分析であり、特定銘柄の売買を推奨する投資助言ではありません。数値は2026年5月28日時点の調査に基づきますが正確性を保証するものではなく、株価・時価総額は日々変動します。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。