LISTED COMPANY ANALYSIS

SES・フリーランス上場企業
業績・株価を読み解く

フリーランスエンジニアの案件を支える上場関連7社(直接上場6社+親会社上場1社)の業績・株価・投資指標を、独立系メディアの視点で横並び比較。「この会社は経営が安定しているか(エンジニアの経営体力チェック)」と「投資対象としてどう見るか(投資参考データ)」の両面から分析します。

時価総額は2026年6月10日基準/業績は各社最新通期決算/パーソルHDは別建て掲載
// 業績・投資指標 一覧比較
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企業 コード 市場 主要サービス 売上高 営業利益 営業利益率 時価総額 PER(予)

※ 売上高・営業利益は各社の最新通期決算(TWOSTONE&Sons:2025年8月期/クラウドワークス:2025年9月期/ギークス:2026年3月期/ランサーズ:2026年3月期/INTLOOP:2025年7月期/みらいワークス:2025年9月期)。時価総額は2026年6月10日基準。PERは予想ベース。クラウドワークスは2026年9月期に構造改革に伴う一時的営業損失を見込むためPERは参考外。パーソルHD(2181/プライム)は売上1.5兆円規模で桁が異なるため、本テーブルおよびグラフでは別建て表示としている。

// 個別企業分析
9556 / 東証グロース

INTLOOP

TECH STOCK(プロフェッショナル人材ソリューション)
売上高335.52億
営業利益21.86億
時価総額167億
PER(予)7.97倍
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3900 / 東証グロース

クラウドワークス

クラウドワークス(クラウドソーシング)+エージェント領域
売上高226.6億
営業利益17.6億
時価総額98.4億
PER(予)
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7060 / 東証スタンダード

ギークス

geechs job(ITフリーランスエージェント)
売上高263.75億
営業利益8.75億
時価総額55億
PER(予)22.7倍
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7352 / 東証グロース

TWOSTONE&Sons

Midworks(フリーランスエンジニアエージェント)
売上高180.8億
営業利益8.2億
時価総額163億
PER(予)24.8倍
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6563 / 東証グロース

みらいワークス

フリーコンサルタント.jp(プロ人材マッチング)
売上高111.4億
営業利益2.84億
時価総額27.9億
PER(予)7.49倍
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4484 / 東証グロース

ランサーズ

Lancers(クラウドソーシング)・Lancers Top・Lancers Agent(エージェント領域)
売上高54.37億
営業利益1.09億
時価総額42億
PER(予)16.89倍
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2181 / 東証プライム

パーソルHD 桁違いスケール

HiPro Tech親会社(Tech SBU 1,248億)
連結売上1兆5,558億
営業利益665億
Tech SBU売上1,248億
市場プライム
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// 6社 5年推移 比較グラフ(+パーソルHD別建て)

過去5年、上場6社はどう動いてきたか

売上高・営業利益・営業利益率の3指標で、上場6社の過去5年の軌跡を1枚のグラフで比較する。各社の成長スピード・収益性・経営の安定度の違いが見えてくる。X軸は各社の決算年度(FY21〜FY25)で揃えているが、決算期が異なる点には留意してほしい。

売上高の5年推移(FY21〜FY25・億円/各社決算期末)

// グラフを読むうえでの注記
  • 決算期は6社で異なる:TWOSTONE&Sons=8月期、クラウドワークス・みらいワークス=9月期、ギークス・ランサーズ=3月期、INTLOOP=7月期。X軸は「各社のFY21〜FY25」で揃えており、厳密な同月時点比較ではない。
  • ギークスは2022年3月期に収益認識基準を変更(取扱高ベース化):FY21→FY22で売上が34.28億→143.41億と大きくジャンプしているのは会計基準変更の影響。実体としての事業規模の急拡大ではない。
  • みらいワークスは連結/単体が期で混在:2023年9月期・2025年9月期は連結、その他は単体ベース。
  • X軸右端の「今日」は時価総額タブのみ表示:本日(2026年6月10日)時点の時価総額を6点目として◇マーカー+点線で表示。売上・営業利益・営業利益率は決算ベースの数字のため本日値は存在しない(その3タブでは線が右端で切れる)。FY25末→本日の動きは「直近の株価変動」を示しており、決算発表後の市場評価変化が読み取れる。
  • 時価総額の一部は推計値(※印で明示):みらいワークス全期間・INTLOOP(FY22-24)は、irbankに月次の決算期末時価総額データが直接掲載されていないため、PER×純利益で逆算した推計値。ランサーズはIPO直後の業績低迷期のため一部欠損あり。実際の終値ベースと±5%程度の誤差が生じる可能性がある。本日値(6点目)は実値。パーソルHD(東証プライム)は売上1.5兆円規模で桁が異なるため、本グラフでは別建てとしている。

6社の全体像 ─ 同じ「フリーランス関連」でも事業構造は大きく違う

この4社はいずれも「ITフリーランス・人材マッチング」に関わる上場企業だが、事業構造・規模・収益性・成長ステージは大きく異なる。単純に売上の大小だけで比較すると本質を見誤るため、それぞれの特徴を押さえておきたい。なお、各社の過去5年の売上・営業利益・営業利益率の推移は、それぞれの個別分析ページで詳しく掲載している。

売上規模では「ギークス・クラウドワークス」が先行

売上高で見ると、ギークス(263.75億)とクラウドワークス(226.6億)が先行し、TWOSTONE&Sons(180億)、みらいワークス(111億)が続く。ただし、各社とも純粋なフリーランス仲介だけでなく、SaaS・コンサルティング・地方創生・人材育成など多様な事業を含むため、売上の中身は同質ではない。

収益性(営業利益率)では「クラウドワークス」が頭一つ抜ける

営業利益率で見ると、クラウドワークスが約7.8%と最も高い。これはプラットフォーム型ビジネス(クラウドソーシング)の構造的な利益率の高さを反映している。一方、人材エージェント型のTWOSTONE&Sons(4.5%)、ギークス(3.3%)、みらいワークス(2.5%)は、人件費・採用投資が先行するため利益率は相対的に低い。

// エンジニア視点での読み方
「経営体力」を見るなら、売上規模に加えて『利益が出ているか』『成長が続いているか』を見るとよい。案件を継続的に供給してもらう立場としては、急成長中でも赤字先行の局面より、安定した黒字基盤を持つ会社のほうが安心材料になる。ただし成長投資のための一時的な利益圧迫は、必ずしもネガティブとは限らない。

投資指標では明暗 ─ PER・時価総額の差

投資の視点では、みらいワークスのPER8.38倍が4社中最も割安な水準。一方、TWOSTONE&Sons(24.8倍)、ギークス(22.7倍)は成長期待を織り込んだ水準にある。クラウドワークスは2026年9月期に構造改革に伴う一時的な営業損失を見込むため、PERでの単純比較は難しい局面にある。

// 重要な注記
決算期が各社バラバラ(TWOSTONE&Sons:8月期、クラウドワークス:9月期、ギークス:旧3月期→6月期変更、みらいワークス:9月期)であり、また事業構成も異なるため、横並び比較はあくまで参考。特にギークスは決算期変更の移行期、クラウドワークスは構造改革局面にあることに留意が必要。

// DISCLAIMER ─ ご利用にあたって

本ページは、STACK REVIEW編集部が公開情報(各社IR資料・決算short信、各種金融情報サイト)をもとに作成した事実情報の整理・分析です。

  • 本ページは特定銘柄の売買を推奨する投資助言ではありません
  • 掲載数値は2026年5月28日時点の調査に基づきますが、正確性・最新性を保証するものではありません
  • 株価・時価総額は日々変動します。最新情報は各社IR・証券会社サイトでご確認ください
  • 投資判断は必ずご自身の責任で行ってください