2181 東証プライム

パーソルHD

東証プライム上場・売上1.5兆円規模の人材サービス大手

連結売上収益
1兆5,558
最新本決算(2026/5/14発表・2026/3期)
営業利益
665
3期連続最高益、+15.8%
Tech SBU売上
1,248
HiPro Tech含む、+8.8%
市場
プライム
証券コード 2181
01 / Business Overview

事業概要

パーソルホールディングス(以下、パーソルHD)は、人材サービス大手の上場持株会社(東証プライム)。本誌が分析対象とする「HiPro Tech」(フリーランスITエンジニア専門エージェント)は、パーソルキャリア株式会社(パーソルHDの中核子会社)が運営している。HiPro Tech単独の業績はIR非開示のため、本ページではTechnology SBU(IT・エンジニアリング領域の合算)の数値を主軸に分析する。なお、パーソルHD全体は売上1.5兆円規模の巨大企業であり、本誌の他のSES上場6社(数十~数百億規模)とは桁が違う点に留意してほしい。

02 / 5-Year Performance Trend

業績推移 ─ 過去5年の売上・利益

パーソルHDの過去5年(FY2022/3〜2026/3)の業績は、安定的な成長を示している。連結売上は約1.1兆円→1.56兆円へ、営業利益は約460億→665億へ。直近2026/3期は3期連続最高益を達成、純利益426億(+19.0%)。HiPro Techが属するTechnology SBUは、2024/3期の売上約1,100億・営業益70億から、2026/3期は売上1,248億・営業益87億(+13.8%)へと拡大基調。

// 売上高推移(3月期・億円)
2022/311000億
2023/312000億
2024/313500億
2025/314515億
2026/315558億
// 営業利益推移(3月期・億円)
2022/3460億
2023/3510億
2024/3530億
2025/3574億
2026/3665億
// 営業利益率推移(%)
4.2%
2022/3
4.3%
2023/3
3.9%
2024/3
4.0%
2025/3
4.3%
2026/3

5年推移データ(売上高・営業利益・営業利益率)

決算期売上高(億)営業利益(億)営業利益率
2022/3110004604.2%
2023/3120005104.3%
2024/3135005303.9%
2025/3145155744.0%
2026/3155586654.3%

※ HiPro Tech単独業績はIR非開示のため、Technology SBU(IT・エンジニアリング領域合算)の数値を併記している。FY2022/3、FY2023/3、FY2024/3期の連結売上・営業利益は概算(年次サマリ)であり、参考値として扱ってほしい。

売上の特徴:連結売上は5年で約1.4倍に成長。Staffing SBU(人材派遣)が主力、Career SBU(人材紹介)・BPO SBU・Technology SBU・Asia Pacific SBUの5つで構成。Technology SBUは2026/3期売上1,248億(+8.8%)と継続増収、IT・DXソリューション事業とエンジニアリング事業が牽引。

営業利益の特徴:営業利益は5年で約45%増。2026/3期営業利益665億(+15.8%)と過去最高、3期連続最高益。Technology SBUの2026/3期営業利益87億(+13.8%)は、稼働エンジニア数増加で増益。HiPro Techは中間マージン低・エンド直契約モデルで、フリーランス側にも有利な収益構造。

今後の見通し:2027年3月期予想は売上1兆6,650億(+7.0%)・営業利益710億(+6.7%)・純利益445億(+4.2%)。調整後EBITDA10%成長目標、3期連続最高益更新の見込み。配当も11.5円→13円へ増配。中期経営計画FY2028の初年度として先行投資期。

03 / Two Perspectives

2つの視点で読む

● エンジニア視点 ─ 経営体力チェック

エンジニア視点では、パーソルHDは「圧倒的な経営体力と組織信頼性を持つ巨大上場企業の傘下にあるエージェント」として理解できる。HiPro Techは月間700名規模で新規登録が続き、登録エンジニア20,000名超。エンドユーザー直請けの案件が豊富で、企業との直接業務委託契約により中間マージンを抑制し、平均で報酬10%アップを実現する仕組み。doda運営の人材ネットワークを背景に、大手企業との取引機会も豊富。Technology SBUの売上1,248億・営業利益87億という規模感は、フリーランスエンジニアにとって「案件供給の安定性」では他社を圧倒する水準。

● 投資視点 ─ 投資参考データ

投資参考データとしては、東証プライム上場の大型株(時価総額数千億円規模)。本誌のSES業界他社(数十~百数十億規模)とはスケールが大きく異なる。連結ROEは安定的、配当性向約50%目安と株主還元も安定。HiPro Tech単独業績はIR非開示で、純粋なフリーランスエージェント単独投資としての評価は困難だが、Technology SBUの成長率(売上+8.8%・営業益+13.8%)は注目に値する。AI投資を積極推進する方針も明示。

04 / Investment Metrics

投資指標まとめ

指標補足
株価(プライム大型株・株価は別途参照)2026年6月10日近辺
時価総額数千億円規模2026年6月10日基準
PER(予想)別途参照予想ベース
市場東証プライム証券コード 2181

東証プライム上場の人材サービス大手。3期連続最高益更新。配当性向約50%目安。中期経営計画FY2028の初年度として先行投資期。

// ウォッチポイント
  • Technology SBUのさらなる成長と利益率改善
  • HiPro Techの登録エンジニア数・案件供給状況の継続成長
  • 中期経営計画FY2028における先行投資の収益化
  • AI投資の事業貢献(doda・HiPro Tech・BPOへの活用)

// DISCLAIMER

本ページは公開情報(パーソルホールディングス 2026年3月期決算短信(2026/5/14発表), FISCO, 株探(2026/5/14), みんかぶ等)をもとにSTACK REVIEW編集部が作成した事実情報の整理・分析であり、特定銘柄の売買を推奨する投資助言ではありません。数値は2026年6月10日時点の調査に基づきますが正確性を保証するものではなく、株価・時価総額は日々変動します。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。

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